2023年シーズン開幕から大谷が大活躍するも負けてしまったロサンゼルス・エンゼルス。
「エンゼルスはなぜ弱いの?」「大谷とトラウトがいてなぜ勝てない?」「海外の反応がやばい」とネットの声が上がっています。
この記事ではエンゼルスが勝てない理由を紹介していきます。
エンゼルスはなぜ弱い?勝てない理由5選!
2023年のWBC決勝の最終打席で対戦した日本代表の大谷翔平と、アメリカ代表のマイク・トラウト。
この最強の2人が所属しているのに、エンゼルスはなぜここまで弱いのか。
その5つの理由を解説します。
エンゼルスの中継ぎの投手陣がやばい
1つ目の理由がエンゼルスの中継ぎ投手陣がやばいという点です。
例えば、大谷翔平が先発して無失点に抑える好投をしたとしても、中継ぎ投手に交代した途端に打たれて逆転されることが多々あります。
実際2023年シーズンの初戦、大谷翔平が打者として第2打席で今季初安打し、ピッチングでは6回10奪三振無失点と完璧な内容を披露しました。
ですが、その後マウンドを降りて中継ぎに託したところで、8回に逆転されてチームは敗北しています。
海外のファンからは、エンゼルスの投手陣が「ナイトメアだ」と揶揄されることも。
Please let Ohtani pitch one more inning. The bullpen is a nightmare
— Jon Castro (@defib4life) April 27, 2021
大谷にもう1イニング投げさせて。ブルペンは悪夢のようだ。(日本語訳)
エース級の先発投手が少ない
2つ目の理由はエース級の先発投手が少ない点です。
大谷翔平が投手として好成績を収めたとしても、打者との二刀流なので、そもそもマウンドに立つ回数が少ないです。
なので、大谷以外の先発投手がチームを引っ張っていく必要がありますが、エース級の投手が明らかに少なく、ここ数年は成績が振るいません。
エースと呼べるスターターが2人くらいは軸となって安定した実績を残せば結果は変わってくるはずです。
ただし、ここ最近は少しずつ改善されており、2023年シーズンは「サンドバル」「スアレス」「デトマース」など若い選手の活躍が期待できます。
大谷翔平・トラウト以外に目立った打者が少ない
3つ目の理由は大谷翔平とトラウト以外に目立った打者がいないことです。
いくら強力なバッターがいたとしても、打線が続かなければ点を取ることはできません。
また強力な打者としてエンゼルスにはアンソニー・レンドンがいますが、2022年も右手首の負傷による手術で、シーズン途中で離脱しています。
メジャーリーグを代表する打者がこれだけ揃っているのに、打線が続かないのは非常にもったいないですよね。
年俸の割合がおかしいので補強できない
4つ目の理由はエンゼルスのチームの年俸の割合がおかしいので、良い補強ができないことです。
エンゼルスではトラウトが12年総額で464億円。レンドンが7年で267億円など、超高額での契約が残っています。
また高額でありながらも、レンドンが右手首の手術で2022年シーズン途中で離脱してしまったうえに、契約上トレードすることができず、契約の途中破棄もできません。
その結果、補強しようにもお金がなくてできず、チーム力が弱まってしまっています。
エンゼルスの全体の総合力が低い
5つ目の理由は、エンゼルスのチーム全体の総合力が低いことです。
野球は1試合勝利するだけなら、強力な投手や打者が1〜2人いれば十分可能ですが、シーズンを通じて勝ち続けるにはチーム力が不可欠です。
大谷、トラウト、レンドンなど、スター選手が揃っていたとしても、チーム全体のバランスが整っていなければ勝てません。
2022年8月にMLB Centralで、ボー・ポーター氏、マーク・デローサ氏がエンゼルスについて語っている動画があるのですが、チームのバランスについて言及しています。
エンゼルスが勝てないことで海外の反応は
2023年シーズン初戦、大谷翔平が好投後に逆転して敗北したときの海外の反応を日本語訳して集めました。
これは厳然たる事実だ
すまないがエンゼルスファンのみんな、大谷はトレードの期限日で去って行くよ
海外の反応「タングステンアーム」
海外のMLBファンの中でエンゼルスが弱いことを揶揄して「タングステンアーム」と言われることがあります。
タングステンアームの元ネタはこちらのTwitter。
every time I see an Angels highlight it’s like “Mike Trout hit three homes runs and raised his average to .528 while Shohei Ohtani did something that hasn’t been done since ‘Tungsten Arm’ O’Doyle of the 1921 Akron Groomsmen, as the Tigers defeated the Angels 8-3”
— ℳatt (@matttomic) May 18, 2021
エンゼルスのハイライトを見る度にいつもこんな感じだ、『マイク・トラウトが3本のホームランを放ち打率を.528に上げ、ショウヘイ・オオタニは1921年、アクロン・グルームズメンの“タングステンの腕”オドイル以来となる何かを成し遂げた…。だが、タイガースがエンゼルスを8-3でくだした』(日本語訳)
この表現はアメリカ人特有の揶揄表現で、アクロン・グルームズメンやタングステン・アーム・オドイルというのは、どちらも存在しないチームと選手です。
日本人からするとこの表現のどこに面白みがあるのかイマイチわからないですね。
なので、タングステンアームは、日本の「なおエ」と似たような言葉と考えればいいです。
「なおエ」とは、『なおエンゼルスは試合に敗れた模様』の略称で、大谷翔平が活躍したにも関わらず、結局エンゼルスが試合に負けたときに使われるスラング。